弊協会では、金融機関における賃貸住宅向け貸出(以下、アパートローン)の債権管理をトータルでサポートするためのサービスを2015年下期より開始しました。
アパートローン債権管理における金融機関の課題として、(1)データ整備が不十分で、分析環境が整っていない、(2)案件の個別性に依拠した与信審査となり、案件への相対的な評価尺度がない、(3)案件の事後管理データが整備されておらず、自機関のポートフォリオに対する客観的な評価手法も定まっていない、等の点が挙げられています。
これらの課題に対して、弊協会では「データ蓄積・物件評価ツール(略称:DaSCORE-APL)」の提供を通じ、(1)共通仕様による関連データ収集・蓄積を通じた共同データベースの構築、(2)物件単位での客観的な収支計画の策定を通じた評価基準の共通化実現、(3)共通の債権事後管理の枠組みやポートフォリオ評価目線の構築、の3つを実現し、アパートローン債権管理を強力にサポートします。
尚、弊協会では、今後、各金融機関に蓄積されたデータを提供頂くことで、「アパートローン共同データベース」を構築していきます。蓄積されたデータについては、様々な切り口で分析し情報還元を行うほか、各金融機関データとの比較分析等のサービスも提供していきます。
DaSCORE-APL※は、アパートローン債権管理に当たり、以下のような役割を果たすことをめざしています。
アパートローン共同データベースに参加するとDaSCORE-APLを利用できます。
想定業務フロー