McSS導入企業インタビュー:石黒健太税理士事務所様

プロフィール

石黒健太税理士事務所様
所在地 京都府
業務内容 創業支援、資金調達支援、経営会議コンサル
企業防衛、相続対策・相続税申告、財務顧問支援
URL https://ishiguro-tax.jp/

  所長 石黒 健太 様

■インタビュー実施:2020年10月

入社したての社員も経営の報告書が作成できるように

CRD:McSSはどこでお知りになりましたか?


石黒様:株式会社エフアンドエムさんが運営されている認定支援機関の推進協議会(経営革新等支援機関推進協議会)に行って、そのサービスの中で紹介をいただいて、という流れです。



CRD:McSS導入時の課題はどんなことでしたでしょうか?通常の税務コンサルだけでなく財務のコンサルにも非常に注力されていらっしゃる中で、どのようなことにお困りでしたか?


石黒様:経営の報告書は自前でExcelで作っていたので、まず手間がすごくかかっていました。数字を入れるだけで帳票を出せるというのは良かったところですね。
あとは、自前なので作成するのに能力が結構必要なんですよね。CRDのシステムであれば、勘定科目と数字さえちゃんと合わせられれば、入社したての社員でも作成できるので、「これを入れておいて」ということができるようになって、かなり業務の効率がよくなりました。



CRD:なるほど、先生だけではなく職員様にも使っていただけるという、業務の効率化の部分が一番のメリットということですね。


石黒様:そうですね。あとはコメントも、以前は自前で打っていたのが、これ(McSS)は企業に合った状況が自動で出てきますので、そこは簡略化できたうえに質が良くなりましたね。

銀行が実際に使っている評価結果がわかり、事務所の差別化を実現

CRD:そのほかにMcSS導入時の課題はございますか?


石黒様:事務所の差別化要素が少なかったことも課題でしたね。McSSは評価自体が銀行が実際に使っているものなので、信憑性の面も大きくて。今までは「たぶん銀行はこう見ますよ」と説明をしていたところ、おそらくこう見るであろうみたいに言っていたところに、これ(McSSのCRDモデル)は銀行が使っているということで説得力が全然違って、あとは国が出すローカルベンチマークよりも評価が細かいですし、これを使うこと自体が事務所の差別化につながっていると思います。
前の先生はこんなことしてくれなかったとか、そんなシステムがあること自体を知らなかったとか、そういった感想をいただいていますね。



CRD:McSS導入が差別化につながったわけですね?


石黒様:そうですね。属人化せずに詳細な調査結果をお見せできることはとても役立っています。

節税対策に留まらない、一段上の提案が可能に

CRD:McSSを使うことによって、お客さんの反応が良くなったり、そういったことはありましたか?


石黒様:やっぱり良かったなと思うのは、僕たちは税理士なので、どうしても税金の金額の方が気になっちゃう、お客さんもそこに興味を持たれるんですよね。税金を減らすことばかりに一生懸命になってしまうんですけど、これ(McSS)で銀行の評価というものを捉えられて、企業が成長していくためには、ちゃんとしたいい決算書を作ってくださいというところが目で見てわかる、それをちゃんと言えるツールになっているのかなと思います。
普通の税理士さんは税務のことしか見ないですけど、そうではなくて、「今年こう取り組んだことによって、去年よりも銀行の評価がよくなりましたよ」とか「来年は債務償還年数を改善していきましょう」ですとか、「自己資本比率を上げてもう一個上の交渉ができるように頑張りましょう」というような、税金以外の利点を示せると、バランスよく両方のアドバイスができるので、そこがいいのかなと思います。



CRD:偏差値やCRDランクを見て、どういう点を改善するとそれがよくなるか、という風にお使いいただいてるということでしょうか?


石黒様:そうですね。ただそれよりも前に、零細企業は、そもそも自己資本比率って何?みたいな感じなので、大きくは債務償還年数、借入依存しすぎないように、自己資本比率をちゃんとして、税金を払っていきましょうねという、まずはそこからですね。
そういった後で、ある程度リテラシーが上がっていった経営者さんに対しては、今度はこういったことをしていきましょうとか、もっと詳細に貸借対照表、在庫の部分が重たいですよとか、細かいところをお話しています。

何度も見てもらえるように、改善策を分かりやすく伝えたい

CRD:今後のMcSSに、こういう風なものがあったらいいということはありますでしょうか?


石黒様:お客さんにまた見てもらえるようにしたいなと思っていまして、僕の一存で考えているんですけど、そもそもの債務償還年数って何なんだとか、自己資本比率っていうのは何なんだという動画を作ろうと思っています。



CRD:素晴らしいですね。


石黒様:あとは問題点として、出力された結果に対してどういう改善策が具体的にあるのかという内容を動画にしようかなと。 書かれている問題点と改善の内容が会計用語過ぎて、お客さん側ではイメージがつかなかったりすると思うんですよね。そこを具体的に、零細企業の人がわかるように、例えば「遊休地は、固定資産になっているものは売却を検討して…」みたいな具体例を出していくものを作りたいと思っているんです。



CRD:弊社でも、財務分析の方法や決算書の見方といったノウハウのコンテンツ化を検討していきたいと思います。
本日は貴重なお話をありがとうございました。

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