現状診断結果レポートの見方

McSS(中小企業経営診断システム)の現状診断結果レポートの見方を掲載しています。



(01) 経営診断報告書

経営診断報告書では、結果をA4用紙5枚(表紙及び決算概況を除く)に表示します。

① CRDモデルによる総合評価結果
② CRDモデルでみた貴社の財務状況
③ キャッシュフロー分析
④ 経常費用分析
⑤ 所要運転資金・債務償還年数分析



(02) 経営診断報告書_【CRDモデルによる総合評価結果】



(03) 経営診断報告書_【CRDランクの意味合い】



(04) 経営診断報告書_【CRDモデルでみた貴社の財務状況】

総合収益性など中小企業の財務状況を表す代表的な10の評価カテゴリーごとに、CRDモデルでみた財務面の強み・弱みを 『○』『●』表示するとともに、改善の余地がある 『●』のカテゴリーについては、財務面の弱みを評価した各カテゴリーのウェイト(寄与率)を表示します。

ウェイト(寄与率)は、大きいほど財務面の弱みであることを示しており、経営改善に向けた優先度として利用できます。



(05) 経営診断報告書_【CRDモデルとは?】

CRDモデルの仕組みについての解説を掲載。



(06) 経営診断報告書_【キャッシュフロー分析】

間接法によるキャッシュフローにおける各指標の意味と数値を表示します。



(07) 経営診断報告書_【各活動によるキャッシュフローの組合せ】

営業CF・投資CF・財務CFの『+・-』の組合せ8通りに応じたコメントを表示します。

ただし、コメントはあくまで画一的に表示されているため、個別企業の状況に応じた説明を行うよう、ご留意ください。



(08) 経営診断報告書_【経常費用分析】

安定して黒字計上できる財務体質かどうか、経常費用項目(売上原価、販売費および一般管理費、支払利息・割引料)について分析します。売上高を100として、それぞれの経常費用項目がどの程度の割合となっているかを算出。費用構造が似ていると考えられる『同業種中央値』も表示します。

これと診断企業の構成比とを比較し、各費用項目に削減余地がないかを点検。



(09) 経営診断報告書_【所要運転資金分析】

必要な運転資金がいくらで、その調達である短期借入金がいくらとなっているかを分析。所要運転資金が少なければ資金繰りに余裕が生まれることから、経営者等に対する『売上債権や在庫の適切な管理』の意識づけが重要。



(10) 経営診断報告書_【債務償還年数分析】

毎年の返済財源で借入金を完済するのに何年かかるかを分析。

一般的には10年(不動産業や旅館業、装置産業等は20年)を超えると借入過多。



(11) 経営診断報告書_【決算概況】

経営診断に使用した決算データ最長3期分について、『貸借対照表』『損益計算書』『その他脚注項目など』を表示します。

認定支援機関による経営改善計画(事例サンプルA【原則版】)の『簡易CF倍率』も計算・表示。

決算書を3期分時系列でみて、構成比や前期比増減が大きく変化している勘定科目を点検し、備考欄に気付きを記載してご利用ください。

売上高・利益など『業績の推移』や、売上債権・棚卸資産・有形固定資産など『投下資本の推移』を意識するよう、診断企業にアドバイス。







(12) 財務バランスチェック



(13) 財務指標一覧算出結果

10の財務評価カテゴリーについて、財務分析でよく利用する38指標により評価。

同業他社と比較した財務面の問題点を把握し、診断企業にアドバイス。ただし財務バランスチェックと同様に、診断業種名がXで始まる業種コードの場合、データ数が不十分などの事由により、『同業種中央値』『業界財務ランク(5~1)』は表示されません。



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