McSS(中小企業経営診断システム)の企業評価を正しく活用いただけるよう、McSSの企業評価に対する考え方を掲載しています。
McSSにおける企業評価の位置付けは次のとおりです。
McSSは、診断企業における健全経営の促進に活用いただくことを期待するサービスであり、信用保証協会や民間金融機関等と「同じ尺度」で企業評価をすることによって、金融機関との対話における円滑化等の効果が期待できます。
しかしながら、McSSの評価と、金融機関の与信審査や財務格付とは、同一のものではありません。 McSSを用いることが、金融機関との交渉において、直接的な優遇に繋がることはございませんので、予めご留意ください。
McSSにおける企業評価をより深く知りたい方のために、スコアリングモデルの考え方を掲載しています。
一般社団法人CRD協会が、CRD会員(信用保証協会や政府系・民間金融機関)に提供しているスコアリングモデルです。CRDモデルは、CRD会員の多くが利用しており、全国の信用保証協会で保証料率算定に利用されている他、CRD会員になっている民間金融機関等の財務格付における判断材料の一つとしても利用されています。
CRDモデルは、毎年、デフォルト捕捉力に関する精度検証が実施されており、外部有識者から成る「CRDモデル第三者評価委員会」において精度に問題が無いかどうか評価されています。以降、10年以上に亘り、精度の問題は無いとして、CRD会員の多くに利用され続けています。